2021年 5月 11日のこと
(※ ↓ 暗いお話になっちゃいます)
モモの命日は2021年 5月11日
昨日のように感じるあの日からもう一年
2021.5.10 夕方
急変→入院
危険な状態であることはわかっていた
もしもの場合の延命措置の話もした。
なのに
「絶対大丈夫!明日面会に来るよ!」それしか考えていなかった。
「ここからが正念場だな、帰って来たら酸素室が必要かな?酸素室レンタル調べておこう」
そんなことを考えながら夜になって
意外にも、ぐっすり眠れた。
2021.5.11
明け方4時半
病院からの電話が鳴った。
時が止まった気がした。
「すぐ迎えに行きます」
日の出前のシーンとした街、カラスの声、薄暗い空。
現実感がなかった。
悲しみよりも、迎えに行かなきゃ の一心だった。早く早く早く 迎えに行かなきゃ
涙は出なかった。でも口がからっからに渇いていた。
病院に入ろうとした時、喉がヒリつくほど口が渇いているのに気付き、踵を返し病院隣のコンビニで飲み物を買った。
「お母さん来たよ、家に帰るよ」
モモの亡骸を犬用キャリーバッグに入れてタクシーで帰宅
タクシーの運転手さん
「亡くなったんですかー?」
私
「はい、あ、なんか…すみません」
タクシーの運転手さん
「いえいえ、いいんですよ。こんな時間だから…そうかな…と」
のんびりとした、穏やかな雰囲気の運転手さんだったな。
タクシーを降りて、すぐに帰りたくなくて
いつも散歩している公園のベンチに座った。
帰りたくないな。帰ったらこれが現実になってしまう。
早朝の誰もいない公園、草木の匂い、若葉の香り
「モモー、これからどうしようねぇ」
今年もこの若葉の香りを感じると、何とも切ない気持ちになる。
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