ネコはサンダルじゃない。。なぜアルミ鍋で冷えない
灼熱の夏と報道されていましたが、皆様の愛ネコは如何でしたか?ちっとも効果がないように感じる冷感とか、
例えば写真のアルミ鍋は殆ど冷却効果はないと思います。売っているときに、アルミは熱を伝えやすいから、冷えると書かれているでしょ。(熱伝導率が大きい)
それよりも大切なことがあって。。
それは物理の法則で、軽いものは熱を奪いにくいという性質があるからです。
難しく考えることはありません。1kgと100kgのプライパン加熱を考えて下さい。。その逆なだけです。
鍋は770gしかないので冷えませんが、これが100kgだったら劇冷えです。
冷感効果が望めるのは重いもの。つまりは石とか鉄骨かな?重量によりけりだけど、大理石のタイルとか、よくネコが乗ったと思われます。(熱移動が大変遅いので長時間乗らないと効果が薄い) ただ効果は200円のブロックと大差ないと思われます。(大理石とコンクリートはどっちも石)
戸建ての玄関にタイルが張ってあると、ネコの熱量ぐらいなら、タイルから地面に無限のように放熱するので、一日中使えるスロー冷えアイテムになることは、ご理解頂けますよね?
(数値例)
・人体の比熱は約0.83なので、おそらくネコも0.83ぐらいかな? 体重70kgがなら100mLの汗蒸発で体温が約1℃下がります。
・種類が一杯あるけどアルミの比熱はだいたい0.88。 人よりも温まりにくい。
・写真の鍋は770gなので、0.88*770g ≒ 678cal 熱を受け止められる。
→ 678cal / 人体(ネコ)の比熱 約0.83 ≒ 816g分の体重を1℃ 受け止められる。
→ つまり816g分の体重以上の熱を移動させられない。
(最初) 鍋の表面全部でネコの熱が鍋に移動。
①発熱源:ネコ →→→→ ②鍋(アルミ) ③床:放熱先
(鍋飽和) 鍋が吸収できる熱量が限界 (たぶん1分ぐらい?)
①発熱源:ネコ → ②鍋(アルミ) ③床:放熱先
(その後) ネコの発熱量が、鍋から地面に伝わる熱量を上回る。(あってもなくても同じ)
①発熱源:ネコ | ②鍋(アルミ) > ③床:放熱先
色々なアルミ製品が放熱に利用されていますが、二次的な冷却をするから、吸熱に利用されているわけです。鍋は二次的な冷却がなく、空気か床の温度以下にはなりません。
自宅では、歯が折れそうな真冬の氷点下の日でも、ネコ達はアルミ鍋でひっくり返って寝ます。ナベはナベ。うつわ。という意味なんでしょうね。(笑)
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