ベンガル愛好会

ベンガルをこよなく愛する人のためのコミュニティです。 ベンガルの魅力を語ったり、かわいい写真を披露したり、ベンガル好きさんたちで楽しく交流しちゃいましょう!

ベンガル猫について

🏁ベンガル猫とはどんな猫でしょうか。🐈✨
ベンガル猫について、調べた事などをまとめてみました。よくご存知の方は、復習だと思って読んでいただければ幸いです。🎵🐯✨💕

ブラウン・タビーのココアちゃん🐯✨💗
ブラウンロゼットスポテッドタビー✨

2018年4月撮影
🏁ベンガル猫とはどんな猫でしょうか。✨その1

ベンガル(Bengal)は、ネコの品種のひとつです。野生のヤマネコと短毛種のイエネコを交配して作られ、原産国はアメリカです。

✨特徴
短毛種。頭は比較的小さく耳は比較的大きく、丸みのあるくさび型をしています。鼻は幅広。目は少しつり目気味で、丸い形をしたアーモンドに似た形をしています。脚の長さは普通で、力強く筋肉質。尾は細長い。被毛は密集していて、柔らかめである。全体的に細長い体型をしています。

✨歴史
1970年代、カリフォルニア大学でネコ白血病の研究のために、イエネコとベンガルヤマネコの交配が実験的に行われ、この時に生まれたネコが、後のベンガルの基礎になったといわれています。
ヤマネコのほかに、インド、アメリカの短毛の土着ネコ、アビシニアン、アメリカン・ショートヘア、エジプシャン・マウ、シャムネコ等が交配に使われたそうです。
ブラウン・タビーのコフィーくん🐯✨💗
ブラウンスポテッドタビー✨

2012年4月撮影
🏁ベンガル猫とはどんな猫でしょうか。その2

✨カラー・パターン
毛色は大きく分けて、ブラウン、スノー、シルバー(&スモーク)の3種類があり、模様はスポッテッド(豹柄のブチ)とマーブル(クラシック・タビーに似た渦巻状の縞模様)の2種類があります。

スポッテッドはヒョウやジャガーのように濃淡のある斑点(ロゼット)がよく、マーブルの場合はクラシック・タビーではよいとされる楕円形の縞(ブルズ・アイ)は欠点となるそうです。

ブルズ‐アイ【bull's-eye】射撃やダーツなどの標的の中心円。また、その部分に命中させること

✨ブラウン・タビー
最も一般的な毛色で、フォーン(小麦色)から濃いオレンジブラウンまで幅広く、濃淡の幅が広いものはトリカラーと呼ばれるそうです。目の色はブルーとオッド・アイ以外のほとんどのカラーが認められていますが、海外のブリーダーには、より野生ネコに似た金色の目が好まれています。

✨スノー・タビー
象牙色にこげ茶色(シール・ブラウン)の模様があり、ユキヒョウに似ているため「スノー・ベンガル」の名がつきました。シール・セピア、シール・ミンク、シール・リンクスポイントの三種類があり、シール・ミンクとシール・リンクスポイントに限りブルー系の目の色が認められています。
🏁ベンガル猫とはどんな猫でしょうか。その3

✨シルバー&スモーク・タビー
近年公認された新しい毛色で、品種改良に用いられたアメリカン・ショートヘアのシルバー・タビー遺伝子に由来するそうです。黄色味の無いクリアーな銀灰色に黒い模様があり、シール・シルバー・リンクスポイント等スノーとの組み合わせも認められいてるそうです。シルバー・スノー・ベンガルは、通常のスノー・ベンガルよりも白っぽく淡い地色をしています。スモーク・タビーはエジプシャン・マウのスモークに似て、シルバー・タビーに薄墨を重ね塗ったような毛色をしています。公認される以前から、スモーク・ブラックの子猫は時々生まれていたが、ブラウン、スノー以外の毛色は欠点とされているそうです。


他にもブルー・タビー、ロングヘア等が稀に生まれ、品種のスタンダードから外れるため、繁殖やキャットショーからは除外されるそうです。また、メラニスティック(ブラック・ベンガル)と呼ばれる個体は、外見は普通の黒猫のようですが、光に当てるとクロヒョウのように斑点が浮き上がって見えるといわれています。数が少ないため詳しいことは余りわかっていないそうです。
ロングヘア・ベンガルは個別の品種として確立しようという活動が始まっているそうです。
🏁ベンガル猫とはどんな猫でしょうか。その4

✨性格
野生的な外見に反して、性格は大人しく、温厚である。イエネコとしては珍しく、水に濡れることを嫌がらず水遊びを好む個体が多い。 多くの個体は高い所に上りたがります。
ワイルドな見た目の一方、穏やかで愛情深い性格で、人間にもよく甘える個体が多いそうです。


✨飼育
猫の種類の中でも、とても運動量と行動力が多いため、十分に運動できる環境で飼うのが望ましい猫種です。
毛の手入れは、ほとんど必要ないとされていて、スキンシップを図るという意味では、手ぐし程度の手入れはした方がよいとのことです。
🏁ベンガル猫の歴史

ベンガル猫の歴史その1✨

1963年にアメリカのカリフォルニアに住む猫のブリーダー ジーン・サクデン・ミル女史が、アジアン・レパードキャットという1頭のヤマネコを手に入れたことから始まります。

ミル女史はそのメスのヤマネコが寂しくないように、1匹の黒猫を友達として与えました。
そして、オスとメスだった2匹は友情を超えて交配し、子猫が誕生したのです。
ヤマネコと普通のペットの猫だったので、ミル女史はまさか交配するとは考えていなかったそうです。
子猫たちはアジアン・レパードキャットの特徴である斑点を受け継いでいました。
斑点模様は大人になるにつれて、父猫の黒い被毛に代わってしまうのですが、兄弟のうちのメス猫が生んだ子猫たちは、レパードキャットのような斑点模様を持っていたとされています。

ヤマネコ保護から始まった✨

ベンガル猫の誕生は1970年代になります。産業が発展して自然が奪われていく中、ベンガルヤマネコもまた絶滅する危険性が出てきました。

始めはベンガルヤマネコの保護の目的でした。このような時にイエネコと交配させて、種を保存する事は出来ないかと言う試みで行われたものです。この交配は残念ながら上手くいかず歴史からは消え去ることとなります。

ベンガルヤマネコは、日本のイリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコなどと同種のものです。
ベンガル猫の歴史その2✨

✨猫白血病の治療用に研究のために交配

斑点を持ったヤマネコと猫の混血の子猫たちが生まれたのとほぼ時を同じくして、アメリカのカリフォルニア大学のウィラード・センターウォール博士が猫の白血病の研究をしていました。

1970年代、ネコ白血病の治療用としてイエネコと交配する事に成功します。
猫の白血病は全世界的にまん延している病気で、猫白血病ウィルスが感染することで発症します。

感染した猫全てが白血病を発症するわけではありませんが、腫瘍や免疫不全などの症状を発症すると多くの場合死に至ります。

実際には白血病を起こさずに、猫の様々な臓器が損傷してしまう危険な病気です。病気をしている猫の約20%がこのウイルスを持っている事から、何とかこのウイルスに対策がとれないか、とベンガルヤマネコとの交配が始まったものとされています。

センターウォール博士たちはヤマネコなどの野生の猫は猫白血病の抗体を持っているのではないかという仮説を立てていました。
そして、ヤマネコとイエネコを交配させて生まれた猫たちは、猫白血病の抗体を受け継ぐのではないかという研究を行っていたのです。

この時生まれた猫が後にベンガル猫の基礎となります。この時点ではペットとしての用途ではありませんでした。
ヤマネコとの交配は簡単なものではありませんでした。生活環境等の違いもあります。ですから実験用に沢山の猫たちが使われてしまった事は、残念としか言う事しかありません。
ベンガル猫の歴史その3✨

✨色々な猫と掛け合わせ

偶然からヤマネコとイエネコの交配種を生まれさせていたミル女史は、その後ブリーダーを中止していたのですが、再び繁殖を始める決意を固め、センターウォール博士から9匹のイエネコとヤマネコの混血の子猫を譲り受けます。

ミル女史がかつて自宅で見た斑点模様を持つ猫の産出に取り組む決意をしたのは、「ヤマネコのような被毛を持ったペットがいれば毛皮の需要が減るかもしれない」と考えたからだと言われています。

ミル女史は譲り受けた子猫たちの交配相手に、インディアン・マウ(インドの土着の猫)
などを 使って新しい品種の 産出に取り組みました。 これがベンガルの基礎となりました。

ベンガルという名前は「Prionailurus bengalensis」プリオネイルルス ベンガルエンシス
というアジアンレパードキャットの正式名称に由来しています。
ベンガル猫の歴史その4✨

1983年に国際的猫の血統登録機関であるTICAから交配実験の認可を受け、猫種として確立
するための期間が設けられました。

1985年にベンガルとして初めてキャット・ショーに出展されます。

ベンガルはそこでエキゾチックで野性味があるヒョウ柄の美しさが専門家や愛好家から
絶賛され、多くのブリーダーが繁殖に取り組むようになりました。
交配相手として アビシニアン 、 アメリカン・ショートヘア 、 エジプシャンマウ 、
シャム猫等、比較的短毛の猫が交配に使用されました。

ベンガルは愛猫家の間でも大変人気の猫となり、1991年に猫種として認められ、アメリカ
やカナダの猫愛好家協会にも登録されています。
ベンガル猫の歴史その5✨

TICA(世界最大の猫の血統登録機関)には現在6万頭以上のベンガルが登録されています。

イギリスの団体であるGCCFもベンガルの登録を受け付けています。しかし、野生ネコの交雑を禁じているCFA(世界最大の愛猫協会)ではベンガルの登録を認めていません。

TICAでは3世代の中にアジアンレパードキャットがいる場合は、その子猫のショーへの出陳を禁じています。

F1(1世代)やF2(2世代)など祖先に近いほど野性味が強く、家庭で飼いやすくなるのは4世代目のF4以降と言われています。

ベンガルとして登録されるには、4世代以上を経過した猫だけとされており、その前の3世
3世代の中にアジアン・レパードキャットが含まれていると野生種としての個性が強くなり、家庭のペットとしては向いていないからです。 さらに、現在ではアジアン・レパードキャットの飼育や輸出入は厳しく制限されています。

ベンガルにはロングヘアの子が生まれることがあるのですが、その猫は「ベンガル・ロングへア」として別の種類として登録されています。
ロングヘアは希少種であるため、一部の愛好家に人気が高いそうです。
ベンガル猫の歴史その6✨

TICA(The International Cat Association)は、純血種およびハウスホールド・ペット(HHP)(雑種、MIX、一般的な家庭で飼われている)の猫の世界最大の血統登録機関であり、かつキャット・ショー公認機関として純血種および非純血種の猫を推奨し、世界最大の団体の一つです。

CFA(The Cat Fanciers' Association) は、猫の品種改良により遺伝的な欠陥を排除した各種血統猫の健康促進を最大の目的とし、アメリカ全土、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、ロシア、および日本に、その所属クラブ600以上を数える世界最大の愛猫協会として活動する非営利団体です。
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