切ないモモ…
モモがお気に入りの窓際でひなたぼっこをしていてもケージで寝ていても、外の物音がすると慌てて窓の外を見に行くようになっていました。
ひなが来るのを首を長くして待っているに違いありません。
まだまだひなを女の子と思っていた私達は、お友達を待っているというより恋人を待っているみたいだね~なんて笑っていましたが、お父さんも娘も家にいる時間が短いため、実際にその待っている現場を見ているのは私だけです。
振り返って私のほうを見る目が、『まだ来ないよ~』と言っているようでした。
そんなモモの待ち焦がれている姿が切なくて堪りません。
そしてこの日ひなは現れませんでした。
ひなが可愛いのも当然なのですが、やっぱり私にとっては大事なモモがこんなに待ち望んでいるのだから、なんとしてでもひなを家の子にしないと❗という気持ちが1番でした。
次の日
仕事の帰りに裏のお家の前を通りかかると、玄関前でひなが兄弟と一緒に寝ています。
それを見つけた私は慌てて家に帰り、急いで支度をしてモモと散歩に出かけました。
- 続く -
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