日向の兄弟達 ～あれから～

最近出窓がお気に入りになったひなは、ある日外にお兄ちゃんがいるのを見つけて、か細い声で呼びかけるように一生懸命鳴いていました。

寒い中でひなのように風邪をひいていないかは心配ですが、相変わらずご飯はちゃんと頂いているようで丸々しているので、まだ安心です。


それ以降はしょっちゅう窓の外にお兄ちゃんを探しています。

先日の夜、私がリビングでうたた寝しているとお父さんが『ベランダにひなのお兄ちゃんがいる！』
と言って、寝ているひなを抱えてて窓際に行きました。

もうお兄ちゃんはいませんでしたが、お父さんは窓を開けて『さっきここにお兄ちゃんいたよ』と話しかけています。
『ひながクンクン嗅いでる気がする』と言っていましたが、お兄ちゃんの匂いはわかったのでしょうか？

その次の日の朝、ご飯を食べた2匹はそれぞれ好きな場所でくつろいでいました。
私がお弁当を作っていると、ひなの姿が見当たらないのにどこかで小さな声で鳴いています。

よく見るとひながまだ開いていないカーテンの向こう側にいるのでそーっとめくってみると、なんとお兄ちゃんと窓越しに対面して話しをしているようです！

でもモモまで来てしまったので、お兄ちゃんは帰っていきました😢

洗面所で支度をしていたお父さんに報告すると、
『ひなちゃんよかったね～🎵』と言いながらも、
私には『お兄ちゃんまできたらモモの居場所がなくなるし、3匹目はないからね』と釘をさされました。

『ここは暖かくていいとこだよ』と言っているのか、それとも『そんな所で飼い慣らされやがって』と言われていたのかはわかりませんが、お互いが今の境遇を満足してくれていることを願うばかりです。


そしてこちらはもう一方のひなの幼い弟達ですが、私の職場の方が「子猫を飼いたいと言っているお友達がいる」ということで話しをしてもらうと、トントン拍子でお見合いの日程が決まり、ご家族で会いに来られました。

そこはまだやんちゃ盛りの小学校低学年と幼稚園の男の子2人のいるご家族。
最初は子供達も猫達も恐る恐るでしたが、短い時間ながら帰る頃にはすっかり仲良しになり、子供達も連れて帰りたいと言っています。

ただもちろんそれだけで簡単に決められないことなので、一旦お家に帰って家族会議。
散々悩んでありましたが、なんと最終的には2匹とも家族に迎え入れて下さいました❤️❤️

もうすっかりお家に馴染んでくれているそうで、『小さいほうの子が元気過ぎて大変‼️』と嬉しい悲鳴をあげてあります🤣


それぞれの場所で幸せでいてくれますように✨